春の日の午後
「イルカ先生ー!ただいま帰ってきました〜」
春先の、のどかな午後の職員室に、カカシの間抜けな声が響く。
職員室にはイルカ以外に誰もいない。
それを確認した上でカカシは思いっきり叫んだのだ。
イルカは、書類を書いていた手を止めると、任務後とは思えない笑顔
で近づいてくるカカシを目の前に、大きくため息をついた。
「どうしたんですか?イルカ先生」
「いえ、カカシ先生があまりに元気そうなので、うらやましいだけですよ」
「そうですか?これでも、かなり危険な任務やってきたんですけどねぇ」
「そうは見えません」
イルカはそう言い放つと、再び机の上の仕事に取りかかった。
「ちゃんと帰ってきたんだから、誉めてくれたっていいじゃないですか〜」
イルカに近づくと、カカシは甘えた声を出した。
「バカバカしい。自分の年を考えてモノを言ってください」
この言葉はカカシに少しばかりダメージを与えたらしく、しばらく沈黙が続いた。
「イルカ先生のケチ!」
急にそう叫ぶと、カカシは窓を飛び出して行った。
「って、カカシ先生!?」
イルカは思いもよらない言動に驚き、カカシが出て行った窓に駆け寄った。
窓の外には、もうカカシの姿は無かった。
「全く、あの人は。・・・人が心配してたっていうのに」
イルカは、窓により掛かるとポツリと言った。
「今の言葉、しっかりと聞かせてもらいましたよw」
ふいに声がして、イルカは上を見上げた。
「カ、カカシ先生!?」
壁に立っているカカシがすぐそこにいた。
「心配してたなら、最初からそう言ってくれれば良いんですよw」
カカシは満面の笑みを浮かべ、こちらを見ている。
イルカは本気でクナイを投げつけた。
○あとがき○
えー。初カカイル小説です!!
心配性なイルカ先生が好きだ!とか思いながら書きました。
いつか、漫画を描いてみたいと思ってみたり。
職員室って大好きだ!(そう言う設定が)